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JBL BAR 800MK2とBAR 800は、どちらもテレビ前のサウンドバー、床に置く低音用スピーカー、後方へ移動できる2台の充電式スピーカーがセットになっています。映画を見るときだけ後ろへ置き、使い終わったら本体へ戻して充電できる点は共通です。
ただし、BAR 800MK2はBAR 800のすべてをそのまま強化した製品ではありません。旧BAR 800には天井方向へ音を出す専用スピーカーが2基あり、BAR 800MK2にはありません。
一方、BAR 800MK2は横方向を担当する本体構成と、台詞や背景の小さな音を補う処理、対応する音声・映像方式が更新されています。
選ぶときは、型番の新旧より「平らな天井へ音を反射させる構成を優先するか」「夜の映画で台詞と背景の小さな音を補う新機能を使いたいか」で考えると分かりやすくなります。後方へスピーカーを置かない日が多いなら、このシリーズの大きな特徴を使わないことになるため、前方だけで完結する別シリーズも候補です。
- BAR 800MK2:新しい台詞・細部補助、横方向の新構成、追加された音声・映像対応を優先したい
- BAR 800:平らな天井へ音を向ける2基の実スピーカーを備えた構成を優先したい
- どちらにも必要:後方2か所と、床の低音用スピーカーを置く場所を確保できる
JBL BAR 800MK2
JBL BAR 800
※仕様は2026年8月13日にJBLの日本向け製品ページと公式発売資料で確認しました。価格、在庫、配信サービス、ソフトウェアの内容は変わるため、購入時点の販売ページと公式案内を確認してください。
JBL BAR 800MK2とBAR 800の主な仕様を比較
数字が大きい方を選ぶ表ではなく、家での置き方と操作がどう変わるかを中心に整理しました。細かな規格名は各章の折りたたみ内にまとめています。
| 比較項目 | JBL BAR 800MK2 | JBL BAR 800 |
|---|---|---|
| チャンネル表記 | 7.1ch | 5.1.2ch |
| 天井方向へ音を出す実スピーカー | なし | 2基 |
| 後方へ置くスピーカー | 幅約16.9cm・約0.7kg | 幅約14.5cm・約0.65kg |
| 後方スピーカーの連続使用時間 | 最大約10時間 | |
| 台詞・背景の小さな音の補助 | 新しい処理を搭載 | 基本の台詞補助 |
| 低音用スピーカー | 直径25cm・300W・別体無線 | |
| 後方スピーカー装着時の幅 | 約116.3cm | 約117.4cm |
| 発売日 | 2025年10月2日 | 2023年10月20日 |
この比較では、チャンネル数が7.1の新型と5.1.2の旧型を、7の方が上と判断しないことが大切です。旧型の末尾にある2は、天井方向を担当する実スピーカーの数です。
新型は横方向の担当と音の処理を見直した別の設計です。
違い1:スピーカー構成と高さ方向の表現

旧BAR 800は、本体から天井へ音を向ける専用スピーカーを2基備えています。BAR 800MK2は横方向の広がりを作る構成を増やし、高さ方向は音の処理で表す設計へ変わりました。
旧BAR 800は天井へ音を出す専用スピーカーを使う
映画で雷が頭上を走る場面や、建物の上階から足音が近づく場面を考えてみましょう。旧BAR 800は本体にある2基のスピーカーを上へ向け、天井に反射した音が視聴位置へ届くようにします。
前から出る台詞、後方へ置いたスピーカーから出る環境音に加えて、天井方向も実際のスピーカーが担当する構成です。
BAR 800MK2は横方向を細かく分担する
BAR 800MK2では、この上向き2基がなくなりました。その代わり、テレビ前の本体には横長のスピーカーが6基あり、左右へ広がる音を細かく分担します。
たとえば、車が画面の左から右へ走り抜ける場面で、音の位置を横へ移して表現するための構成です。高さ方向は、前方と後方のスピーカーを使った音の処理で表します。
旧型を選ぶ前に天井の形を確認する
旧型の天井反射には部屋側の条件があります。サウンドバーの上が平らな天井で、音が視聴位置へ戻りやすいことが基本です。
吹き抜け、傾斜天井、吸音しやすい素材が多い部屋では、想定どおりに反射しにくいことがあります。その場合は、上向き実スピーカーがあることだけで旧型へ決めず、新型の処理方式も含めて考えます。
反対に、平らな天井のリビングで映画を見ることが多く、上方向を物理的なスピーカーに担当させたいなら、旧BAR 800には新型にない選択理由があります。新製品だからという理由だけで、この違いを消さないようにしましょう。
高さや横方向の感じ方は、天井、家具、座る位置、好みでも変わります。各商品の口コミを確認してください。
立体音響とスピーカー構成の詳細を見る
BAR 800MK2は7.1chで、バー部が44×80mmレーストラック型6基と25mmツイーター2基、着脱リアが44×90mm 1基ずつです。MultiBeam 3.0とDolby Atmos、DTS Virtual:Xを使います。
BAR 800は5.1.2chで、バー部が46×90mmレーストラック型3基、20mmツイーター3基、70mm天井反射用フルレンジ2基、着脱リアが46×90mm 1基ずつです。実際の上向きスピーカーとMultiBeam、Dolby Atmosを組み合わせます。
違い2:着脱式リアスピーカーの寸法と使い方

後方へ運ぶ2台は、重さと電池時間がほぼ同じです。BAR 800MK2は1台の横幅が約2.4cm長いため、ソファ後ろの棚へ置く面積を確認しましょう。
映画の前後に2台を持ち運ぶ
このシリーズの後方スピーカーは、ソファの後ろへ常設して電源コードをつなぐ方式ではありません。本体の左右端から外し、映画を見る位置の後ろへ2台を運びます。
視聴後は前へ持ち帰り、本体へ取り付けて充電します。信号線と後方の電源コードを引かずに済む代わりに、人が移動と充電を管理する仕組みです。
重さより毎回続けられるかを考える
日本語の製品情報PDFでは、BAR 800MK2は1台約0.7kg、BAR 800は約0.65kgです。持ち運ぶ重さはほぼ同じなので、どちらを選んでも映画を見る前後の動作は変わりません。
棚の高い位置へ置く、毎晩付け外しする、家族も操作するという家庭では、機種差よりも、この作業自体を続けられるかを考えます。
新型は後方スピーカーが少し横長
サイズは異なります。新型の1台は幅約16.9cm、旧型は約14.5cmです。
新型は2.4cmほど横長で、8mmほど奥行も深くなります。ソファ後ろの棚、サイドテーブル、窓際の台へ置くなら、底面がはみ出さないかを測ります。
座る人のすぐ耳元ではなく、左右の後方へある程度離して置けるかも確認します。
充電は映画が終わった後までが一連の操作
公表される連続使用時間はどちらも最大約10時間です。長い映画を1本見る用途なら差になりにくいでしょう。
ただし、使ったあとに本体へ戻さず置きっぱなしにすると、次回に電池が足りないことがあります。「映画が終わったら前へ戻す」まで続けられるかが、この製品群を選ぶ大切な条件です。
後方スピーカーを外した本体の両端には、付属のサイドキャップを取り付けられます。映画以外の時間に前方だけでテレビを見るときも外観を整えられます。
毎回キャップまで付け替えるか、後方スピーカーを本体へ戻したまま使うか、自宅での運用を想像しておくと購入後の手間が見えます。
測定は実際に映画を見る配置で行う
後方へ置く位置は、左右を逆にせず、座る場所の少し後ろを基本にします。片方だけ壁際、もう片方は遠い棚という配置では、左右の距離が大きく変わります。
初回の部屋測定は、充電場所ではなく実際に映画を見る位置へ2台を置いてから行います。ソファを動かしたり、背の高い家具を増やしたりしたときも、現在の配置でもう一度測定します。
夜に大きな音を出しにくいとき、新型は後方スピーカーを前へ持ってきて近くで聞く夜間向けの使い方も案内しています。この場合も、左右の区別とアプリの設定を確認します。
通常の後方配置と夜間の手元配置は目的が違います。家族が操作するなら「映画のときは後ろ、夜間機能では前」と置き方まで共有しておくと迷いません。
着脱リアの仕様を見る
BAR 800MK2の着脱リアは1台約169×52×128mm・0.7kg、BAR 800は日本語製品情報PDFで1台約145×56×120mm・0.65kgです。両機とも内蔵電池容量は3.635V・3283mAhで、連続使用時間は最大約10時間と公表されています。
旧BAR 800は現行製品ページに1.3kgとの記載もあり、公式資料間で表記が一致しません。重量差は購入理由にせず、販売店で現行個体の仕様を確認してください。
再生時間はコンテンツと音量で変わります。初回利用、長期間使わなかったあと、更新後は取扱説明書に従って充電状態を確認してください。
違い3:台詞・細かな音の補助と対応形式
BAR 800MK2では、会話と周囲の音量を見ながら台詞を補う処理が更新され、背景に埋もれやすい小さな音の補助も加わりました。旧BAR 800にも基本の台詞補助はあります。
夜の映画で台詞と効果音の差を整えやすくする
静かな会話の直後に爆発音が入る映画では、台詞に合わせて音量を上げると、次の効果音が急に大きくなります。BAR 800MK2の台詞補助は、会話だけを一律に持ち上げるのではなく、周囲の音量との関係を見ながら調整する考え方へ更新されています。
家族が寝たあとや、集合住宅で大きな音を出しにくい時間に関係する変更です。
背景に埋もれる小さな音も補う
さらに新型には、ドアがきしむ音、遠くで鳴るサイレン、画面の奥にいる人の叫び声など、背景に埋もれやすい小さな音を補う処理があります。映画制作者が入れた細部を、小さめの音量でも追いやすくするための機能です。
常に強く使うものではなく、作品や設定に合わせてアプリから調整します。
昼間の番組中心なら旧型の基本補助も候補
旧BAR 800にも台詞を補う基本機能があります。ニュース、バラエティ、昼間のドラマが中心で、音量を極端に下げずに見られるなら、旧型でも目的を満たす可能性があります。
新型の追加機能は「名前が新しいから」ではなく、夜の映画で台詞と小さな背景音を同時に追いたいかで判断します。
音声方式は対応作品まで確認する
音声方式にも差があります。新型は、旧型の日本向け仕様に記載されていないDTS系の立体音声に対応します。
手持ちのブルーレイや再生機器でその方式を使う場合は確認したい差です。動画配信とテレビ放送が中心なら、対応作品・サービス・再生機器がそろっているかを先に見ます。
ロゴが増えても、普段のコンテンツが対応していなければ利用場面は増えません。
音響処理と対応形式の詳細を見る
BAR 800MK2はPureVoice 2.0、SmartDetails、MultiBeam 3.0を搭載し、Dolby Atmosに加えてDTS:X、DTS-HD Master Audioなどを公式仕様に記載します。DTS系は最新ファームウェアへの更新が必要です。
BAR 800はPureVoiceとMultiBeamを搭載し、公式仕様にDolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plusなどを記載します。現行の日本向け仕様ではDTS:Xの記載を確認できません。
違い4:本体とサブウーファーの寸法
後方スピーカーを本体へ付けた状態では、どちらも幅116cmを超えます。床の低音用スピーカーは新型が軽く低め、旧型が細く奥行を抑えた形です。
充電中はテレビ前に約117cm必要
後方スピーカーを充電のため本体へ付けると、BAR 800MK2は幅約116.3cm、BAR 800は約117.4cmです。差は約1.1cmしかありません。
普段は後方スピーカーを本体へ戻しておく使い方なので、テレビ前には約117cmの横幅を確保する前提で考えます。
映画中だけの幅で選ばない
後方スピーカーを外した本体は、新型が幅約85.4cm、旧型が約88.4cmです。映画を見る間だけなら新型が約3cm短くなります。
ただし、充電時に左右へスピーカーを付けられない置き場所では、このシリーズ本来の運用がしにくくなります。テレビの脚の間だけでなく、脚の外側やテレビ台の端まで測ってください。
高さと奥行はケーブル込みで測る
高さは新型約5.2cm、旧型約5.6cmです。どちらも低めですが、テレビ画面の下端やリモコン受光部へ重ならないか確認します。
奥行は新型約12.8cm、旧型約12cmで、新型が8mm深くなります。背面のケーブルを曲げる空間も含め、台の奥行に余裕を残します。
床には約33cm四方の場所を確保する
低音用スピーカーは両方とも直径25cm・300Wですが、箱の形が違います。新型は幅と奥行が約32.5cm、高さ約40cm、重さ約8.1kgです。
旧型は幅と奥行が約30.5cm、高さ約44cm、重さ約10kgです。新型は2cmほど太い代わりに低く、約1.9kg軽くなっています。
この箱は棚へ入れるより床へ置く機器です。ソファ横やテレビ台の横へ、約33cm四方の紙を置いてみると新型の占有面積を確認できます。
壁へ密着させず、電源コードと掃除の動線も確保してください。
寸法と質量の詳細を見る
BAR 800MK2はリア装着時1163×52×128mm、バー単体854×52×128mm・5kg、サブウーファー325×400×325mm・8.1kgです。
BAR 800はリア装着時1174×56×120mm、バー単体884×56×120mm・3.4kg、サブウーファー305×440.4×305mm・10kgです。バー単体の重量には製品ページ間で表記差があるため、移動時は付属案内も確認してください。
HDMI接続と共通機能
外部機器をつなぐ入口はどちらにもある
両機とも、テレビから音を戻すケーブルを1本つなげます。さらに、ゲーム機やレコーダーなど外部映像機器をサウンドバーへ直接つなぐ入力も1つあります。
テレビ側の入力端子が足りない家庭では、この1つを追加の接続先として使えます。
映像をサウンドバーへ通すかで確認項目が変わる
接続方法は2通りあります。分かりやすいのは「ゲーム機 → テレビ」「テレビ → サウンドバー」と分ける方法です。
この場合、映像はサウンドバーを通らないため、ゲーム映像の対応は主にテレビの端子で決まります。もう一つは「ゲーム機 → サウンドバー → テレビ」の順でつなぐ方法です。
この場合は、サウンドバーが映像の通り道になるため、対応する映像方式の差が関係します。
BAR 800MK2はHDR10+、BAR 800はHDR10の通過を公式仕様に記載します。対象の再生機器をサウンドバーへ直接つなぎ、対象作品を対応テレビで見る場合にだけ確認する差です。
レコーダーやゲーム機をテレビへ直接つなぐ家庭では、映像がサウンドバーを通らないため、この差は購入理由になりにくくなります。
部屋の測定は実際の配置で行う
Wi-Fi、スマートフォンアプリ、部屋に合わせる測定機能、Bluetooth再生は共通です。初回設定ではアプリを使い、後方スピーカーを実際に置く位置を決めてから部屋の測定を行います。
ソファや大きな家具を動かしたときは、現在の配置でもう一度測定すると合わせやすくなります。
- 充電式の着脱リアスピーカー2台
- 直径25cm・300Wの別体サブウーファー
- テレビ用のHDMI出力と外部機器用のHDMI入力を各1つ
- Wi-Fi音楽再生、Bluetooth、JBL ONEアプリ
- 部屋の配置に合わせる測定機能
用語をもう少し詳しく確認
置き場所、天井、後方スピーカーを運ぶ手間で候補が決まった方は、細かな名前をすべて覚える必要はありません。販売ページを読むときに迷いやすい言葉だけ整理します。
この記事に出てくる音響用語を見る
7.1chと5.1.2ch
ひとことでいうと
音を前後左右、低音、高さ方向へどう分担するかを表す数字です。
何が変わる?
旧BAR 800の末尾の「.2」は、天井へ音を出す上向きスピーカー2基を示します。新型の7.1chは横方向の担当を増やした別の構成です。
あなたに関係する?
数字の大きさだけで比べず、平らな天井への反射を使いたいか、横方向の新構成を選びたいかで確認します。
MultiBeam
ひとことでいうと
壁への音の反射も利用し、サウンドバー1台で横方向へ音を広げるJBL独自の技術です。
何が変わる?
車が画面の左から右へ走る場面などで、音の位置を横へ動かして表現するために使われます。BAR 800MK2では世代が3.0へ更新されました。
あなたに関係する?
横方向の動きを細かく表す新しい構成を重視するなら新型、上方向の実スピーカーを重視するなら旧型も確認します。
PureVoiceとSmartDetails
ひとことでいうと
台詞と、背景に埋もれやすい小さな音を補う機能です。
何が変わる?
新型は会話と周囲の音量を見ながら台詞を調整し、ドアのきしみや遠くのサイレンなども補います。
あなたに関係する?
家族が寝たあとなど、小さな音量で映画の会話と背景音を追いたい場合に確認したい違いです。
eARCとパススルー
ひとことでいうと
eARCはテレビから音を戻す仕組み、パススルーは外部機器の映像をサウンドバー経由でテレビへ送る仕組みです。
何が変わる?
ゲーム機をテレビへ直接つなぐか、サウンドバーへ先につなぐかで、映像が通る経路が変わります。
あなたに関係する?
外部機器をテレビへ直接つなぐなら、サウンドバー側の映像通過方式の差は関係しにくくなります。
最後に:自宅に合う方を選ぶ
JBL BAR 800MK2が合う人
- 夜の映画で、台詞と背景にある小さな音の両方を補う新しい機能を使いたい
- 平らな天井への反射より、横方向の構成と新しい音響処理を優先したい
- 対象のDTS系音声やHDR10+機器を使う予定がある
JBL BAR 800が合う人
- 平らな天井の部屋で、上方向を2基の実スピーカーに担当させたい
- 新型より少し小さい後方スピーカーを棚へ置きたい
- 基本の台詞補助と現在の映像・音声対応で目的を満たせる
どちらを選ぶ場合も、後方2か所、テレビ前約117cm、床の低音用スピーカーの置き場所を先に確保してください。最後は天井反射を使いたいか、新しい台詞・細部補助を使いたいかで決めると、自宅での使い方に合います。
購入前に、販売ページで型番、付属品、在庫、保証条件を確認してください。
JBL BAR 800MK2
JBL BAR 800

