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REGZA RA-B500とTS3100Qは、どちらもテレビの音を強化する3.1ch系のレグザサウンドシステムです。Dolby AtmosとDTS:X、中央の声を担当するセンタースピーカー、6種類のサウンドモードなど、共通点も少なくありません。
ただし、2機種は同じ構成の新旧モデルではありません。RA-B500は高さ方向まで幅118cmの本体1本へまとめ、TS3100Qは低音を床置きのワイヤレスサブウーファーへ分けます。
先に結論をいうと、映画の高さ方向を物理的なトップスピーカーで表現したい、床へ別の箱を置きたくない、ゲーム機などをサウンドバーへ1台直接つなぎたい人にはRA-B500が向きます。
テレビ台には幅118cmを置けない一方、床にサブウーファーの場所と電源を用意できる人にはTS3100Qが現実的です。専用サブウーファーへ低音を任せ、幅90.2cmのバースピーカーをテレビ前へ置けます。
これは「大きい数字のRA-B500がすべて上」という比較ではありません。高さ方向の担当、低音を鳴らす箱の場所、必要な家具上と床上の空間が違います。
この記事ではメーカー公式ページと両機の取扱説明書をもとに、音響用語を知らなくても自宅の置き場所から選べるように整理します。
※仕様と対応状況は2026年8月21日時点の公式情報を確認しています。価格と在庫は購入時に販売ページで再確認してください。
REGZA RA-B500とTS3100Qの主な仕様
最初に決めるのは、上方向の音を本体で担当させるか、低音を別の箱へ担当させるかです。
| 比較項目 | RA-B500 | TS3100Q |
|---|---|---|
| 本体構成 | ワンボディ | バー+ワイヤレスサブウーファー |
| チャンネル | 3.1.2ch | 3.1ch |
| スピーカー | 9個 | バー5個+サブ1個 |
| 高さ方向 | トップスピーカー2個 | 専用トップスピーカーなし |
| 低音 | ウーファーを本体内蔵 | 100W別体サブウーファー |
| 実用最大出力 | 270W | 190W(バー90W+サブ100W) |
| 立体音響 | Dolby Atmos、DTS:X | |
| テレビ接続 | HDMI eARC/ARC | |
| 映像用HDMI入力 | 1系統 | なし |
| 光・USB・AUX | 各1系統 | |
| バー寸法 | 幅118×高さ6.6×奥行12.3cm | 幅90.2×高さ6.23×奥行9.1cm |
| サブウーファー寸法 | 別体なし | 幅16.1×高さ30.6×奥行30cm |
| 質量 | 4.5kg | バー1.6kg+サブ3.6kg |
| Bluetooth | 5.4 | 5.3 |
表の用語を全部覚える必要はありません。映画で頭上へ移動する音まで重視するならRA-B500、床から低音を分けて鳴らす構成を選びたいならTS3100Qと考えると、候補を絞りやすくなります。
RA-B500は幅広い本体1本で、中央・高さ・低音まで役割分担します。TS3100Qはテレビ前のバーを短くし、低音だけを床の専用ボックスへ移した構成です。
違い1:スピーカー構成と低音の分担

映画の高さ方向まで本体で担当するのはRA-B500、低音を独立した箱へ任せるのはTS3100Qです。
飛行物や雨など上から来る表現を物理スピーカーで補いたいならRA-B500です。床に置いた専用サブウーファーから低音を鳴らしたいならTS3100Qを選べます。
RA-B500は3.1.2chを本体1本に内蔵する
RA-B500は左右のフルレンジとツィーター、中央の声を担当する2個のセンタースピーカー、上向き2個、低音用ウーファー1個を備えます。合計9個のスピーカーを幅118cmの本体へまとめた3.1.2ch構成です。
「3.1.2」の最後の2は、高さ方向を担当するチャンネルを表します。映画で飛行機が画面奥から頭上へ移動する場面や、建物の上から雨が降る場面を考えると役割を想像しやすいでしょう。
上向きスピーカーが天井方向へ音を放射し、その反射も利用して高さを表現します。Dolby AtmosやDTS:Xに対応しているだけでなく、高さ用の実際の音の出口があることがTS3100Qとの重要な違いです。
中央の2個は画面中央の台詞やナレーションを担当し、内蔵ウーファーは低い音を受け持ちます。一つの筐体の中で役割を細かく分けたい人に合う構成です。
ただし、本体上面を棚板でふさぐと上向きスピーカーの経路を生かしにくくなります。ラック内へ押し込むのではなく、上が開いたテレビ台へ置けることが前提です。
TS3100Qは3.1chと別体サブウーファーに分ける
TS3100Qのバースピーカーは、左右と中央を担当する5個のスピーカーを搭載します。左右はフルレンジとツィーターの2ウェイ、中央は人の声を担当するフルレンジです。
低音は、バースピーカーとは別の100Wワイヤレスサブウーファーが担当します。バーとの音声ケーブルは不要ですが、サブウーファー自体の電源コードと床の置き場所は必要です。
静かな会話の直後に大きな効果音が入る映画や、音楽で低いリズムを独立した箱へ任せたいときに、別体構成という選択理由が生まれます。低音の感じ方は床、壁、置く位置でも変わるため、少し位置を変えられる余白も見込んでおきましょう。
REGZAはサブウーファーをバースピーカーから半径約6m以内に置くよう案内しています。無線だから別室へ自由に置けるわけではありません。
TS3100QもDolby AtmosとDTS:Xへ対応しますが、上向き専用スピーカーは搭載していません。同じ対応ロゴでも、高さを再現する物理構成はRA-B500と同じではない点を分けて考えます。
出力値だけで音の優劣を決めない
実用最大出力はRA-B500が270W、TS3100Qが190Wです。数字ではRA-B500が大きいものの、TS3100Qは190Wのうち100Wを床置きサブウーファーへ配分します。
そのため、「270W対190W」という一列だけでは、低音がどこから鳴るか、高さ用スピーカーがあるかを説明できません。映画の方向表現を増やしたいならRA-B500、低音を本体から分離したいならTS3100Qという役割で判断します。
夜に小音量で見ることが多い家庭では、最大出力を使う機会は限られます。両機共通のNIGHTモードもあるため、最大の数字だけを購入理由にしなくて大丈夫です。
スピーカーと音声方式の詳しい仕様を見る
RA-B500は3.1.2ch、9スピーカー、実用最大出力270Wです。フルレンジ2、ツィーター2、センター2、トップ2、ウーファー1を本体へ内蔵します。
TS3100Qは3.1chで、バースピーカーに5個、別体サブウーファーに1個を搭載します。出力はバー90Wとサブウーファー100Wの合計190Wです。
両機ともDolby Atmos、Dolby TrueHD、DTS:X、DTS-HD Master Audioなどに対応します。対応方式と実際のスピーカー配置は別の情報です。
違い2:本体構成と設置場所

RA-B500はテレビ台に横幅118cm、TS3100Qはテレビ台に90.2cmと床に約16×30cmの場所が必要です。
床をすっきり保ち、幅広いテレビ台を使えるならRA-B500です。テレビ前の横幅を約28cm短くしたい代わりに、床へサブウーファーを置けるならTS3100Qです。
RA-B500は家具の上だけで設置が完結する
RA-B500は幅118×高さ6.6×奥行12.3cm、4.5kgです。別体サブウーファーがないため、テレビ台の上とその周辺に電源を一つ用意すれば、本体構成の置き場所は完結します。
床へ機器を増やしたくない家庭では分かりやすい利点です。ロボット掃除機の通り道、子どもやペットが歩く場所、家具と壁のすき間へ別の箱を置かずに済みます。
一方、幅118cmは小さくありません。テレビの左右脚の内側、テレビ台の天板、画面下端までの高さを実測します。
同じ55V型前後でも、中央スタンドと左右脚では置ける範囲が変わります。画面の幅だけを見ず、テレビ脚に当たらず、上面をふさがないかを確認してください。
TS3100Qはバーを短くできるが床の場所が増える
TS3100Qのバーは幅90.2×高さ6.23×奥行9.1cm、1.6kgです。RA-B500より幅が27.8cm短く、奥行きも3.2cm浅いため、テレビ台の上では収めやすくなります。
ただし、サブウーファーは幅16.1×高さ30.6×奥行30cm、3.6kgです。床にA4用紙より奥行きのある場所を取り、電源コンセントも別に使います。
バーとサブウーファーの間は無線なので、部屋を横切る音声ケーブルは不要です。それでも電源コードは残るため、通路へ伸ばさず置ける壁際や家具の横を想定します。
集合住宅では、低音が床や壁へ伝わることも考えて置き場所を選びます。サブウーファーを壁へ密着させることを前提にせず、位置を少し変えられる余白があると調整しやすくなります。
必要な空間を交換する比較
RA-B500は家具上の横幅を多く使う代わりに、床の箱をなくします。TS3100Qは家具上の横幅を短くする代わりに、床の箱と電源を追加します。
この交換条件は、音響用語を知らなくても自宅で判断できます。テレビ前をメジャーで測り、床へ30cm四方に近い場所があるかを見るだけです。
テレビ台が幅100cmならRA-B500ははみ出しますが、TS3100Qのバーは候補になります。反対に床へ何も置けない壁寄せテレビ台なら、幅118cmを確保できるか確認したうえでRA-B500を選ぶほうが構成をまとめやすくなります。
壁掛けを検討する場合は、付属金具と壁の強度を取扱説明書で確認します。記事の比較は置けるかどうかまでに絞り、施工方法は販売店や専門業者へ相談してください。
寸法・質量・電力の詳しい仕様を見る
RA-B500は1180×66×123mm、4.5kg、消費電力65W、待機時1.0Wです。
TS3100Qのバーは902×62.3×91mm、1.6kg、サブウーファーは161×306×300mm、3.6kgです。消費電力は各50W、待機時は各0.5Wです。
TS3100Qのサブウーファーはバーから半径約6m以内が公式の設置条件です。寸法には背面の電源・HDMIケーブルを無理に曲げない余白も加えます。
違い3:テレビと再生機器の接続
ゲーム機やレコーダーをサウンドバーへ1台直接つなげるのはRA-B500です。機器をすべてテレビへつなぐなら差は小さくなります。
テレビのHDMI端子が足りず、映像機器をサウンドバーへ預けたいならRA-B500です。テレビ側に空きがあれば、TS3100Qもテレビから音を受け取れます。
一般的なテレビ経由なら両機で対応できる
ゲーム機やレコーダーをテレビへつなぎ、テレビから音だけをサウンドバーへ渡す使い方では、両機をHDMI eARC/ARCで接続できます。
配線は「ゲーム機・レコーダー → テレビ → サウンドシステム」です。テレビが映像を表示し、音をRA-B500またはTS3100Qへ返します。
この使い方なら、サウンドバー側の映像用HDMI入力は使いません。テレビに必要な数のHDMI端子が空いているなら、RA-B500だけを選ぶ理由にはなりにくい差です。
RA-B500は映像機器を1台受けられる
RA-B500はテレビ接続用のHDMI出力に加え、映像用HDMI入力を1系統備えます。ゲーム機やレコーダーをRA-B500へつなぎ、映像をテレビへ通す経路を作れます。
配線は「ゲーム機・レコーダー → RA-B500 → テレビ」です。テレビの空き端子が足りない場合に、この1系統が役立ちます。
ただし、ゲーム映像の高いフレームレートや特定のHDRを通したい場合は、公式に対応が明記された条件だけで判断します。RA-B500の取扱説明書で目的の映像信号を確認できないときは、ゲーム機をテレビへ直接つなぐのが安全です。
TS3100Qには映像用HDMI入力がありません。再生機器はテレビへ接続し、TS3100Qはテレビ音声を受け取ります。
光デジタル・USB・AUXは共通
両機とも光デジタル音声入力、USB、AUXを各1系統備えます。テレビに「ARC」または「eARC」と書かれたHDMI端子がなく、光デジタル出力がある場合にも接続候補を残せます。
USBはメモリ内の音楽ファイル再生、AUXはアナログ音声の入力に使います。普段のテレビ視聴で電源と音量をまとめたいなら、対応テレビとのHDMI接続を先に選ぶと操作を減らせます。
BluetoothはRA-B500が5.4、TS3100Qが5.3です。どちらもスマートフォンなどから音楽を受信できますが、バージョン番号だけで音質の優劣は決まりません。
端子と無線接続の詳しい仕様を見る
RA-B500はHDMI出力1(eARC/ARC)、HDMI入力1、光デジタル1、USB1、AUX1です。Bluetooth 5.4でSBC・LC3の受信に対応します。
TS3100QはHDMI出力1(eARC/ARC)、光デジタル1、USB1、AUX1です。Bluetooth 5.3でA2DP・AVRCPに対応します。
両機のUSBではWAV、WMA、MP3、FLACを扱えます。テレビから高品位な映画音声を送る場合は、テレビ側もeARCと対象音声形式へ対応している必要があります。
REGZA RA-B500とTS3100Qの共通点
中央の声を担当するスピーカー、6種類のモード、レグザテレビとの連動は共通です。この部分だけでは選択は決まりません。
両機とも左右だけでなく、画面中央の台詞やナレーションを担当するセンターチャンネルを持ちます。ニュースやドラマで人の声を中央へまとめる役割は、どちらにもあります。
音声形式はDolby Atmos、Dolby TrueHD、DTS:X、DTS-HD Master Audioなどに対応します。配信作品やディスクの音声を扱える共通点はありますが、上向きスピーカーの有無は異なります。
MUSIC、MOVIE、NEWS、SPORT、NIGHT、GAMEの6モードも共通です。昼のスポーツ中継、夜の映画、会話中心のニュースなど、見る内容と時間帯に合わせて切り替えられます。
NIGHTモードが両機にあるため、夜間利用だけを理由に片方を選ぶ必要はありません。別体サブウーファーを床へ置くか、高さ方向のスピーカーを使うかという構成差へ戻って考えます。
レグザテレビと組み合わせると、テレビのリモコンから電源や音量を操作できます。対応するレグザでは、テレビ画面からサウンドモードなどの設定を変更できる機種もあります。
レグザ以外のテレビにも接続できますが、レグザ独自の設定連携は対象機種に限られます。所有するテレビの型番を公式対応情報で確認してください。
Bluetooth受信とUSBメモリ再生にも両機が対応します。スマートフォンの音楽や手元の音楽ファイルを再生できますが、Wi-Fiを使う音楽配信機能は公式仕様で両機に案内されていません。
共通機能が多いからこそ、選ぶ決め手はモードの名前ではありません。音の役割をどの筐体へ分けるかと、自宅のどこへ置けるかです。
低音の感じ方や置いたときの存在感は部屋でも変わります。購入前に各商品の口コミを確認してください。
口コミ本文・星・件数は転載していません。
REGZA RA-B500とTS3100Qはどっちを選ぶ?
高さ方向・床の空き・テレビ台の幅という3つの質問で決められます。
- 映画の高さ方向を上向きの物理スピーカーで担当させたいですか?
はいならトップスピーカー2個を持つRA-B500です。中央の声と別体低音を優先するならTS3100Qを選べます。 - 床へ幅16.1×奥行30cmのサブウーファーと電源を置けますか?
置けるなら幅90.2cmのTS3100Qです。床へ箱を増やしたくないなら、幅118cmを確保してRA-B500です。 - 映像機器をサウンドバーへ1台直接つなぎますか?
はいならHDMI入力を持つRA-B500です。機器をテレビへつなぐなら、この差はTS3100Qを外す理由になりません。
RA-B500は3.1.2ch、9スピーカー、トップスピーカー、HDMI入力を幅118cmの本体1本へまとめます。高さ方向まで物理的に役割を分け、床をすっきりさせたい人に向く構成です。
TS3100Qは幅90.2cmの3.1chバーと、100Wのワイヤレスサブウーファーに分かれます。テレビ前の横幅を抑え、低音を専用の箱へ任せたい人に向いています。
最後は「どちらが高出力か」だけで決めず、テレビ台と床を実測してください。音を担当する場所と実際に置ける場所が一致する側なら、必要な配線まで想像しやすくなります。
記事に出てきた音響用語をやさしく見る
3.1.2ch
ひとことでいうと
左右・中央・低音・高さを分ける構成です。
何が変わる?
台詞、低音、上方向を別の役割へ割り当てられます。
あなたに関係する?
映画の高さ方向まで本体1本で担当させたいならRA-B500の判断材料です。
Dolby Atmos
ひとことでいうと
高さを含む位置情報で音を配置する立体音響方式です。
何が変わる?
対応作品で雨や飛行物などの上方向を表現できます。
あなたに関係する?
両機が対応しますが、物理的なトップスピーカーを持つのはRA-B500です。
eARC
ひとことでいうと
テレビの音をHDMIケーブルでサウンドシステムへ返す機能です。
何が変わる?
ARCより幅広い高品位音声をテレビから送りやすくなります。
あなたに関係する?
テレビ経由で映画の高品位音声を使うなら、テレビ側もeARC対応か確認します。

