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Denon DHT-S218とDHT-S517は、どちらも映画の立体音響に対応し、テレビとHDMIケーブル1本でつなげるサウンドバーです。ただし、置く機器の数と音の出し方は大きく異なります。
DHT-S218は幅89cmのバー1本に低音用スピーカーも内蔵します。DHT-S517は幅105cmのバーに加え、床へ置く低音専用スピーカーが付き、バー上面には天井へ音を出すスピーカーがあります。
選ぶときは、テレビ前だけで完結させたいか、床の箱と2つ目の電源を使って映画の低音・頭上の音を分担させたいかを考えると分かりやすいです。
- DHT-S218:テレビ前のバー1本で完結させたい、床の低音用スピーカーを置きたくない
- DHT-S517:床へ低音専用スピーカーを置け、映画で頭上から来る音も専用スピーカーで表現したい
- 集合住宅・夜間利用:床へ伝わる低音を控えやすいDHT-S218から検討し、必要なら内蔵低音のレベルを調整する
価格と在庫を先に確認したい方は、こちらから各商品の販売ページを開けます。
DHT-S218
Denon DHT-S517
※仕様は2026年8月15日にDenonの日本向け製品ページと日本語取扱説明書で確認しました。価格、在庫、対応機能は変わる場合があるため、購入時点の販売ページも確認してください。
Denon DHT-S218とDHT-S517の主な仕様を比較
購入判断で最も大切なのは、DHT-S218はバー1本、DHT-S517はバーと床置きスピーカーの2台構成という違いです。音響用語より先に、置ける場所と普段見る作品を確認します。
| 比較項目 | Denon DHT-S218 | Denon DHT-S517 |
|---|---|---|
| 購入時の構成 | バー1本 | バー+床置き低音スピーカー |
| 低音用スピーカー | 75mm×2を本体内蔵 | 別体160mm×1 |
| 天井へ向けたスピーカー | なし | 2基あり |
| テレビ前の本体 | 幅890×高さ67×奥行120mm | 幅1050×高さ60×奥行95mm |
| 床に必要な場所 | なし | 幅172×高さ370×奥行290mm |
| 必要な電源 | 1か所 | 2か所 |
| ゲーム映像の可変表示・自動低遅延 | 公式対応 | 公式仕様に同じ記載なし |
| スマートフォンからの無線再生 | Bluetooth 5.3、SBC/LC3 | Bluetooth 5.0、SBC |
| 台詞補助・夜間モード | 対応 | |
DHT-S218は小型だから低音がないわけではなく、本体底面に低音用スピーカーを2基内蔵します。DHT-S517は低音を床の専用箱へ分け、天井方向も上向き2基へ任せる構成です。
違い1:スピーカー構成と高さ方向の表現

DHT-S517は、天井へ音を出すスピーカーを2基備えています。DHT-S218は音の処理で高さを表すため、映画で頭上から来る音を物理的な専用スピーカーへ任せたいかが分かれ目です。
雨が上から降る場面
DHT-S517の上面には、天井へ向けて音を出すスピーカーがあります。雨が上から降る場面や、飛行機が頭上を通過する場面で、天井に当たって戻る音を使って高さを表現する構成です。
DHT-S218には上向きスピーカーがありません。テレビ前の本体にあるスピーカーと音響処理を使い、前方から出す音で高さや包まれる感じを表現します。
映画で頭上方向を担当する実スピーカーを使いたいならDHT-S517です。ニュース、ドラマ、バラエティーが中心なら、上向き2基を使う作品は少なく、DHT-S218の省スペース性を優先しやすくなります。
台詞を中央から出す仕組み
DHT-S517は中央の声を担当するセンタースピーカーを備えます。周囲で効果音や音楽が鳴る映画でも、会話を画面中央へ置く役割がはっきりしています。
DHT-S218は左右のミッドレンジとツイーターを使って人の声を再生し、3段階の台詞補助を利用できます。センターの有無は構成差ですが、DHT-S218にも声を補助する機能はあります。
音の感じ方は部屋や好みによって変わります。自分に近い使い方の感想も参考になるため、購入前に各商品の口コミを確認してください。
スピーカー構成と立体音響の詳細を見る
DHT-S517は3.1.2ch構成です。フロント左右、センター、低音用サブウーファー、上向き2chで役割を分担します。
DHT-S218は25mmツイーター2基、90×45mmミッドレンジ2基、75mmサブウーファー2基を1本へ内蔵します。上向きスピーカーと独立センターはありません。
両機ともDolby Atmosに対応しますが、DHT-S517は上向き実スピーカーを使い、DHT-S218は同じ物理構成ではありません。
違い2:低音用スピーカーの置き方

DHT-S218は低音用スピーカーを本体へ内蔵し、床へ箱を置きません。DHT-S517は16cmの低音専用スピーカーを床へ置くため、映画の低音を別の機器へ任せられます。
爆発音やバスドラムをどこから出すか
DHT-S517は、映画の爆発音、車のエンジン音、ライブ映像のバスドラムなどを床の専用スピーカーで再生します。テレビ前の細い本体とは別に大きな振動板を使えるため、低音を物理的に分担する構成です。
DHT-S218は、本体底面に75mmの低音用スピーカーを2基内蔵します。床へ別の箱を置かず、サウンドバーが置ければ低音用の構成も一緒に設置できます。
集合住宅と夜間は床への響きも考える
床置きの低音用スピーカーは、音声ケーブルなしで本体とつながります。ただし電源コードは必要で、床や壁へ低い音が伝わることもあります。
集合住宅や家族が寝たあとの視聴では、専用スピーカーの音量を下げ、置き場所を調整します。床の振動と2つ目の電源を増やしたくないならDHT-S218が扱いやすい選択です。
DHT-S218の内蔵低音では足りなくなった場合、背面のサブウーファー出力へ市販の対応機器を追加できます。最初は1本で始め、必要性が分かってから低音を増やす方法もあります。
低音用スピーカーの詳細を見る
DHT-S218は直径75mmのサブウーファー2基を本体に内蔵し、サブウーファー出力も備えます。市販のアクティブサブウーファーを追加できます。
DHT-S517のワイヤレスサブウーファーは160mmドライバーを搭載し、寸法は幅172×高さ370×奥行290mm、質量4.3kgです。
DHT-S517のサブウーファーは本体と2.4GHz帯で無線接続します。電源は別に必要で、動作時消費電力は40Wです。
違い3:本体サイズと必要な置き場所
DHT-S218は幅89cmで、テレビ前だけに置けば使えます。DHT-S517は16cm長く、床へ低音用スピーカーと電源を置く場所も必要です。
テレビ前の幅と画面下を測る
DHT-S218は幅89cm、DHT-S517は幅105cmです。中央へ置くと、DHT-S218は左右それぞれ約8cmずつ余裕が増えます。
DHT-S517は高さ6cm、DHT-S218は6.7cmなので、DHT-S517のほうが7mm低い設計です。テレビの画面下端やリモコン受光部が低い場合は、高さも測ります。
DHT-S517は床とコンセントも測る
DHT-S517はテレビ台の横などに、幅17.2cm、奥行29cmの低音用スピーカーを置きます。コードや周囲の空間を含め、床の空きだけでなく電源コンセントまで確認してください。
DHT-S218は床置き機器がありません。幅89cmのバーを置ければ設置が完了するため、テレビ台まわりをすっきりさせたい家庭に向きます。
奥行きはDHT-S218が12cm、DHT-S517が9.5cmです。テレビの脚が手前へ出ている場合や、狭い棚へ置く場合は、横幅だけでなく奥行きも測ります。
寸法・質量・電源の詳細を見る
DHT-S218は幅890×高さ67×奥行120mm、質量3.6kgです。電源は本体の1か所です。
DHT-S517のバーは幅1050×高さ60×奥行95mm、質量2.5kg。サブウーファーは幅172×高さ370×奥行290mm、質量4.3kgです。
DHT-S517はバーとサブウーファーそれぞれに電源コードを接続します。付属品には電源コード2本が含まれます。
違い4:ゲーム機の接続とスマートフォン再生
ゲーム機をテレビへ直接つなぐなら、映像はサウンドバーを通りません。ゲーム機をサウンドバーへ直接つなぐ場合や、新しいスマートフォンとの無線接続ではDHT-S218の仕様を確認します。
ゲーム機 → テレビ → サウンドバー
分かりやすいつなぎ方は、ゲーム機をテレビのHDMI端子へ挿し、テレビとサウンドバーを別のHDMIケーブル1本でつなぐ方法です。ゲーム映像はテレビへ直接届き、音だけがテレビからサウンドバーへ送られます。
このつなぎ方では、サウンドバーがゲーム映像を中継しません。高いフレームレートや画面のずれを抑える機能を使う場合は、ゲーム機をテレビ側の対応端子へつなぎます。
ゲーム機 → サウンドバー → テレビ
ゲーム機をサウンドバーのHDMI入力へつなぐと、映像はサウンドバーを通ってテレビへ届きます。DHT-S218は、ゲーム映像の可変表示と自動低遅延への対応が公式仕様に記載されています。
DHT-S517は4K対応機器をHDMI入力へつなげますが、同じ2つのゲーム機能は公式仕様に記載されていません。ゲーム機をサウンドバーへ直接つなぐ理由がある場合はDHT-S218を確認します。
スマートフォンから音を送る
両機ともBluetoothでスマートフォンの音楽や動画音声を再生できます。DHT-S218はBluetooth 5.3とSBC・LC3、DHT-S517はBluetooth 5.0とSBCに対応します。
普段の音楽再生では、スマートフォン側も同じ方式へ対応している必要があります。世代の数字だけで選ばず、手持ち機器の対応と、接続の安定性を確認してください。
HDMIとBluetoothの詳細を見る
DHT-S218はHDMI入力1、出力1を備え、eARC、ARC、CEC、VRR、ALLMに対応します。対応音声はDolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plusなどです。
DHT-S517もHDMI入力1、テレビ接続用HDMI1を備え、eARC、ARC、CECと4K映像の中継に対応します。取扱説明書ではVRRとALLMの対応は案内されていません。
BluetoothはDHT-S218が5.3でSBCとLC3、DHT-S517が5.0でSBCです。再生機器側の対応と使用環境で接続状態は変わります。
共通する台詞補助と基本接続
どちらを選んでも、台詞を3段階で補助し、夜は大きな音と小さな音の差を抑えられます。テレビとのケーブル1本接続、光ケーブル、外部機器の接続にも対応します。
静かな会話の直後に爆発音が入る映画
映画では、静かな会話を聞くために音量を上げると、次の爆発音や音楽で慌てて下げることがあります。両機のナイトモードは、大きな音と小さな音の差を縮め、小さめの音量で追いやすくする機能です。
人の声だけをもう少し前へ出したい場合は、台詞補助を弱・中・強の3段階から選べます。夜間の会話補助は両機にあるため、DHT-S517だけの購入理由ではありません。
テレビとはHDMIケーブル1本
対応テレビなら、テレビとサウンドバーをHDMIケーブル1本でつなぎます。テレビの内蔵アプリ、テレビ番組、テレビへ直接つないだ機器の音をサウンドバーから出せます。
古いテレビで対応端子がない場合は、光デジタルケーブルやアナログ音声ケーブルを使う方法があります。使える音声形式やテレビリモコン連動は接続方法で異なるため、取扱説明書を確認してください。
共通する音声と操作の詳細を見る
両機ともMovie、Music、Night、Pureのサウンドモードと、3段階のDialog Enhancerを備えます。低音レベルもリモコンで調整できます。
対応音声はDolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、AAC、リニアPCMを含みます。DHT-S218はリニアPCM最大7.1chが仕様に記載されています。
HDMI接続では、対応テレビの電源や音量と連動できます。機器の組み合わせによって動作しない場合があります。
購入前に確認したい設置と生活時間
サウンドバーはテレビ台へ置けるだけでなく、普段使う時間帯と部屋の条件に合うことが大切です。特にDHT-S517は床の低音用スピーカーが増えるため、家族の動線や掃除のしやすさまで確認します。
子どもやペットが通る場所
DHT-S517の低音用スピーカーをテレビ台の横へ置く場合は、通路やカーテンの動きを妨げない位置を選びます。音声ケーブルはありませんが電源コードはあるため、足を引っかけない経路にします。
DHT-S218はテレビ前だけで完結します。床の箱を倒す心配がなく、ロボット掃除機の経路も確保しやすい構成です。
昼の映画と夜のドラマ
休日の昼に映画を大きめの音量で見るなら、DHT-S517の上向きスピーカーと別体サブを使う場面が増えます。平日の夜にドラマの会話を追うことが多いなら、DHT-S218の3段階台詞補助とナイトモードでも目的を満たしやすいでしょう。
どちらにも台詞補助とナイトモードがあるため、夜に使うだけでDHT-S218へ決まるわけではありません。床へ伝わる低音をどこまで許容できるかも含めて選びます。
コンセントとケーブルを先に数える
DHT-S218は本体用の電源1つと、テレビ接続用のケーブルが基本です。DHT-S517はバーとサブウーファーで電源が2つ必要になります。
延長コードを増やす前に、テレビ台の裏と床置き位置のコンセントを確認してください。ゲーム機やレコーダーもある家庭では、電源タップの定格とコードの整理も合わせて見直します。
購入後は最初から低音を大きくせず、普段座る位置で台詞と効果音のバランスを確認します。家具を動かした場合や床への響きが気になる場合は、置き場所と低音レベルを調整してください。
最後に:あなたならどちら?
Denon DHT-S218とDHT-S517は、発売年や型番の大小だけで選ぶ比較ではありません。置く機器の数と、映画の低音・頭上方向を物理的に分担させるかで決めます。
バー1本ならDHT-S218、床の低音用スピーカーと上向き2基を使うならDHT-S517が基本です。
- テレビ台の横に幅17.2cm・奥行29cmの低音用スピーカーと電源を置ける?
置けないならDHT-S218です。置けるなら次へ進みます。 - 映画で雨や飛行機など、頭上から来る音を上向き実スピーカーで表現したい?
はいならDHT-S517。ドラマやニュース中心ならDHT-S218も候補です。 - 床へ伝わる低音を控えたい、または家族が寝たあとに使うことが多い?
はいなら、低音を本体へ収めたDHT-S218が扱いやすいでしょう。DHT-S517を選ぶ場合は低音レベルと置き場所を調整します。 - ゲーム機をサウンドバーへ直接つなぎ、可変表示や自動低遅延を使いたい?
はいなら公式対応が明記されたDHT-S218です。ゲーム機をテレビへ直接つなぐなら、テレビ側の対応端子を使います。
条件が分かれた場合:映画の高さ表現を優先し、床スペースと低音の運用に問題がなければDHT-S517。設置の簡単さ、夜間、ゲーム接続を優先するならDHT-S218です。
候補を絞ったら、購入時点の価格、在庫、保証条件を比べてください。
DHT-S218
Denon DHT-S517
仕組みの名前も確認したい人へ
ここは読まなくても、どちらが自宅に合うか判断できます。仕様名まで確認したい人だけ開いてください。
用語の意味を見る
上向きスピーカーとは?
ひとことでいうと
天井へ音を出し、高さ方向を表現するスピーカーです。
何が変わる?
天井に当たって戻る音を使い、雨や飛行機など上から来る効果音を表現します。DHT-S517に2基あります。
あなたに関係する?
立体音響対応の映画をよく見る人に関係します。テレビ番組中心なら優先度は下がります。
サブウーファーとは?
ひとことでいうと
爆発音やバスドラムなど、低い音を担当するスピーカーです。
何が変わる?
DHT-S218は本体へ2基内蔵し、DHT-S517は床の別体160mmスピーカーへ分けます。
あなたに関係する?
床の置き場所、電源、集合住宅での振動が機種選びに関係します。
eARCとは?
ひとことでいうと
テレビからサウンドバーへ音を戻すHDMI機能の拡張版です。
何が変わる?
テレビ内蔵アプリやテレビへ直接つないだ機器の音を、サウンドバーで再生できます。
あなたに関係する?
テレビを接続の中心にする家庭は、テレビ側の対応端子も確認してください。両機共通です。
LC3とは?
ひとことでいうと
Bluetooth LE Audioで使われる音声圧縮方式です。
何が変わる?
DHT-S218が対応し、スマートフォン側も対応する場合に利用できます。
あなたに関係する?
対応する新しいスマートフォンから無線再生する人向けです。テレビ中心なら優先度は下がります。
用語を覚えるより、バー1本で完結させるか、床の低音用スピーカーと上向き2基を使うかで選べば十分です。

