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LG S20AとS40Tの大きな違いは、映画や音楽の低音を、本体の中で補うか、専用のサブウーファーへ任せるかです。
音響構成ではS40Tが上です。テレビ前のバースピーカーとは別に、低音専用のサブウーファーを備えています。
映画の大きな効果音や、ライブ映像のベース・ドラムなど、低い音を重視する人に向く構成です。
S20Aは、低音を補う仕組みまで幅65cmの本体へまとめています。S40Tほどの低音構成は必要なく、サウンドバー1本で設置を済ませたいなら、こちらが選びやすいでしょう。
選び方は3つです。
- 映画や音楽の低音を重視するならS40T
- 専用サブウーファーを置かず、本体1本で済ませたいならS20A
- テレビに音を返せるHDMI端子がなく、光デジタル接続が必要ならS40T
サウンドモードやスマートフォンからの音楽再生は両機にあります。これらの共通機能ではなく、まず低音の違いを見て、そのあと設置場所とテレビの端子を確認しましょう。
この記事では、メーカー公式ページ、公式カタログ、取扱説明書をもとに、初心者が購入前に判断したい違いへ絞って説明します。
※仕様と対応状況は2026年8月22日時点の公式情報を確認しています。価格と在庫は購入時に販売ページで再確認してください。
LG S20A

LGエレクトロニクス S40T LG SoundBar サウンドバー+ウーファー 300W 2.1ch
LG S20AとS40Tの主な仕様
最初に確認するのは、低音を本体へ内蔵するか、床の専用サブウーファーへ分けるかです。
| 比較項目 | S20A | S40T |
|---|---|---|
| 位置づけ | コンパクトなエントリーモデル | 別体サブ付き2.1chモデル |
| 本体構成 | ワンボディ | バー+ワイヤレスサブウーファー |
| チャンネル | 2.0ch | 2.1ch |
| スピーカーユニット | 4個 | バー2個+サブ1個 |
| 最大出力 | 50W | 300W |
| テレビとの基本接続 | HDMIケーブル1本(テレビの「ARC」端子を使用) | |
| 光デジタル入力 | なし | 1系統 |
| USB | 1系統 | |
| スマートフォン音楽 | 無線再生に対応 | |
| バー寸法 | 幅65×高さ6.3×奥行9.9cm | 幅72×高さ6.3×奥行8.7cm |
| サブウーファー | 別体なし | 幅17.1×高さ32×奥行25.2cm |
| 質量 | 2.2kg | バー1.65kg+サブ4.2kg |
| 消費電力 | 15W | バー22W+サブ35W |
表の数字をすべて覚える必要はありません。低音を専用スピーカーへ任せたいならS40T、そこまでの構成は必要なく本体1本で済ませたいならS20Aです。
接続方法の差は、テレビに光デジタル出力しかない場合だけ選択を変えます。
S40Tは低音を専用スピーカーへ任せる音響構成です。S20Aは低音を補う仕組みまで本体にまとめ、サウンドバー1本で使えます。
違い1:低音の鳴らし方とスピーカー構成

低音を重視するなら、音響構成で上のS40Tです。
映画の大きな効果音や音楽のベース・ドラムなど、低い音を重視するならS40Tです。専用サブウーファーまでは必要なく、本体1本で音を補いたいならS20Aが合います。
S40Tは低音を専用サブウーファーへ任せる
S40Tは、テレビ前のバースピーカーと、低音専用のワイヤレスサブウーファーを組み合わせた2.1ch構成です。映画の効果音や音楽の低いリズムを、バーとは別のスピーカーへ任せられます。
場面で考えると、違いを想像しやすくなります。アクション映画で、静かな会話の直後にガラスが割れ、続いて低い爆発音が鳴る場面を思い浮かべてください。
ガラスが割れる鋭い音と、爆発の低い響きは、同じ場面でも役割が異なります。S40Tでは、主に爆発音の低い部分を専用サブウーファーへ分ける構成です。
ライブ映像なら、ボーカルの声ではなく、ベースやドラムの低いリズムが分かりやすい例でしょう。
公式カタログでは、最大出力300Wのうち200Wをサブウーファーへ割り当てています。この数字を音質の点数として比べるのではなく、低音専用の担当を別に用意した構成と理解するとよいでしょう。
そのため、映画や音楽の低音を重視する人には、S40Tの追加構成が価格差を支払う理由になります。低音を独立して担当させる構成は、S20Aにない優位です。
S20Aは低音を補う仕組みまで本体へまとめる
S20Aは2.0ch・50Wのワンボディ構成です。LGは、ウーファーと2基のパッシブラジエーターをコンパクトな筐体へ内蔵したモデルとして案内しています。
パッシブラジエーターは、本体内部の空気の動きを利用して低音を補う部品です。S20Aは床へ別のサブウーファーを置かず、本体の中で低い音を補います。
つまり、S20AはS40Tと同じ低音構成を小さくした機種ではありません。S40Tほどの低音構成は必要なく、テレビ前の本体1本で済ませたい人に価値があります。
自宅に置き換えると、テレビまで約1〜2mの距離で見ることが多く、低音の迫力よりも本体1本の手軽さを優先するなら、S20Aから検討しやすいでしょう。距離だけで音質が決まるわけではなく、使い方を整理するための目安です。
小さな子どもやペットがいて、床へ別の箱や電源コードを増やしたくない家庭にもS20Aが向きます。同じ距離や家族構成でも、映画の低い爆発音や音楽のベースを重視し、サブウーファーを安全に置けるならS40Tを選べます。
低音を重視するならS40T、専用サブウーファーまでは必要ないならS20A。この判断ができたら、次はS40Tのサブウーファーを置けるか確認してください。
スピーカーと音声形式の詳しい仕様を見る
S20Aの構成
S20Aは2.0ch、スピーカーユニット4個、最大出力50Wです。左右の音を本体で担当し、低音だけを受け持つ別体スピーカーはありません。
LGは、ウーファーと2基のパッシブラジエーターを内蔵したオールインワン構成として説明しています。パッシブラジエーターは本体内部の空気の動きを使って低音を補う部品で、床へ置くサブウーファーとは役割と設置方法が異なります。
S40Tの構成
S40Tは2.1chで、バースピーカー2ユニットとサブウーファー1ユニットを組み合わせます。「.1」は低音専用の担当があることを示す表記です。
最大出力は300Wです。公式カタログではフロントへ50W+50W、サブウーファーへ200Wを割り当てています。
ユニット数とチャンネル表記
比較表ではS20Aが4ユニット、S40Tが3ユニットですが、この個数だけで上下を決めることはできません。S40Tの3ユニットには、低音だけを担当する別体サブウーファーが含まれるからです。
2.0chと2.1chは、音を分担する出口の構成を示します。スピーカー部品の総数と同じ意味ではないため、S40Tは2.1chなのに3ユニット、S20Aは2.0chなのに4ユニットという表記になります。
出力値の見方
50Wと300Wは、普段のテレビ音量を示す数字ではありません。S40Tでは総合出力のうち200Wを低音専用スピーカーへ分けている、という構成差を見るための根拠です。
音量をどこまで上げるかは、部屋や視聴内容によって変わります。この記事ではW数そのものより、低音専用スピーカーの有無を購入判断へ使っています。
対応音声
テレビ番組や対応する配信・ディスクで使われる音声形式は、両機ともDolby Digital、DTS Digital Surround、AACへ対応します。
空間の上方向まで使う立体音響方式については、日本向け公式仕様にDolby AtmosやDTS:Xの記載がありません。これらの方式に対応する機種としては扱わないでください。
違い2:サブウーファーを置く場所

S40Tを選ぶ前に、テレビ周辺の床へサブウーファーと電源を用意できるか測ります。
S20Aはテレビ前の本体だけで設置できます。S40Tはテレビ前のバーに加え、床へ幅17.1×奥行25.2cmのサブウーファーと電源が必要です。
S20Aは幅65cmの本体だけを置く
S20Aは幅65×高さ6.3×奥行9.9cmです。テレビ前に幅65cmを確保し、画面下端やテレビの脚、リモコンの受光部をふさがないか確認してください。
テレビ脚が左右にある場合は、脚の内側へ幅65cmが収まるかを測ります。奥行きは本体の9.9cmだけでなく、背面のHDMIケーブルと電源コードを無理に曲げずに通せる余白も必要です。
S40Tは床へサブウーファーを追加する
S40Tのバーは幅72×高さ6.3×奥行8.7cmです。本体幅はS20Aより7cm長いため、テレビ脚の内側へ収まるか測りましょう。
さらに、幅17.1×高さ32×奥行25.2cmのサブウーファーを床へ置きます。バーとサブウーファーの間に音声ケーブルは要りませんが、サブウーファーには電源が必要です。
つまりS40Tは、テレビ台側と床側の2か所へ機器と電源を用意する構成です。床へ置けない場合はS20A、置ける場合は低音を重視するかどうかで選べます。
寸法・質量・電力の詳しい仕様を見る
S20A
本体は650×63×99mm、質量2.2kgです。消費電力は15W、電源オフ時は0.5W以下と案内されています。
設置時は幅650mmだけでなく、テレビ脚の内側、画面下端、リモコン受光部との位置を確認します。奥行99mmに、背面のHDMIケーブルと電源コードを通す余白も加えて測ってください。
S40Tのバー
バースピーカーは720×63×87mm、質量1.65kgです。高さはS20Aと同じ63mmですが、幅は70mm長くなります。
S40Tのサブウーファー
サブウーファーは171×320×252mm、質量4.2kgです。床面では幅171mmと奥行252mmを使い、高さは320mmあります。
バーとサブウーファーの音声接続はワイヤレスです。ただしサブウーファーを動かす電源は必要なので、ワイヤレスという表示を電源コードまで不要という意味にはできません。
消費電力
S40Tの消費電力はバー22W、サブウーファー35Wです。電源オフ時はそれぞれ0.5W以下と案内されています。
S40Tを選ぶ場合は、テレビ台側と床側の両方へ電源を用意します。S20Aは本体1台分の電源で設置できます。
違い3:光デジタル接続はS40Tだけ
テレビのHDMI端子に「ARC」の表示があれば両機、光デジタル出力しかなければS40Tです。
テレビに「ARC」と書かれたHDMI端子があれば、両機を接続できます。光デジタルケーブルを使いたい場合は、入力を持つS40Tを選んでください。
HDMIケーブルでつなげる場合は共通
どちらも、テレビとHDMIケーブル1本でつなげます。購入前にテレビの端子を見て、「ARC」と書かれたHDMI端子があるか確認してください。
その端子があれば、接続方法だけで2機種を分ける必要はありません。対応するテレビでは、テレビのリモコンでサウンドバーの音量も操作できます。
光デジタルケーブルを使うならS40T
違いは光デジタル入力です。S40Tは光デジタル入力を1系統備えますが、S20Aには光ケーブルを挿す場所がありません。
テレビに「ARC」と書かれたHDMI端子がなく、角形の「光デジタル音声出力」を使って接続する場合はS40Tです。HDMIケーブルで接続できるなら、この差は購入判断から外して構いません。
テレビ接続の詳しい仕様を見る
S20A
HDMI出力1系統がARCとHDMI CECへ対応します。日本向け公式仕様に光デジタル入力の記載はありません。
S40T
HDMI出力1系統がARCとHDMI CECへ対応し、光デジタル入力も1系統備えます。公式の付属品には光デジタルケーブルが含まれます。
ARC
テレビからサウンドバーへ音を返す仕組みです。テレビのHDMI端子に「ARC」の表記があれば、テレビ番組やテレビへ接続した機器の音をHDMIケーブルでサウンドバーへ送れます。
HDMI CEC
対応するテレビとサウンドバーの電源や音量などを連動させる仕組みです。対応状況はテレビ側の仕様にも左右されます。
光デジタル入力
テレビにARC対応HDMIがなく、角形の光デジタル音声出力を使う場合に確認します。この入力を備えるのはS40Tだけです。
映像機器の接続
両機ともゲーム機やレコーダーを直接つなぐための映像用HDMI入力はありません。一般的には「ゲーム機・レコーダー → テレビ → サウンドバー」の順で接続します。
LG S20AとS40Tの共通点
サウンドモード、スマートフォン音楽再生、LGテレビ連携は共通です。
どちらも、テレビを消したままスマートフォンから無線で音楽を流せます。USBメモリの音楽再生、AIサウンドプロを含む4種類のサウンドモード、スマートフォンアプリへの対応も同じです。
対応するLGテレビと組み合わせた画面上の操作や、テレビ側の音声処理との連携にも両機が対応します。利用できる内容はテレビの型番によって変わるため、LGテレビの対応表を確認してください。
これらはどちらにもあるため、S20AとS40Tを選び分ける主な理由にはなりません。
共通機能の詳しい仕様を見る
サウンドモード
両機ともAIサウンドプロ、シネマ、ゲーム、スタンダードの4モードを備えます。AIサウンドプロについて、LGは入力された内容に合わせて音を調整する機能と説明しています。
4つのモードは両機に共通するため、モード名や個数だけでS20AとS40Tを選び分ける必要はありません。低音構成の違いを選んだあと、普段の視聴内容に合わせて使う機能です。
LGテレビとの連携
スマートフォンアプリ、WOW Interface、テレビサウンドモード共有にも両機が対応します。対応するLGテレビでは、テレビ画面上から音量やサウンドモードを操作できます。
連携機能はテレビの型番やソフトウェアによって利用できる内容が変わります。購入前は所有するLGテレビが対応表に載っているか確認してください。
スマートフォン・USBの音楽再生
USB端子は両機とも1系統です。USBメモリに保存した対応音楽ファイルを再生できます。
Bluetooth 5.3を備え、SBC・AACコーデックでスマートフォンなどから音声を受信します。テレビを消したまま手元の端末から音楽を流せる使い方は共通です。
Wi-Fi経由のAirPlayやSpotify Connectは、日本向け公式仕様に記載されていません。Bluetoothによる無線再生と、Wi-Fiから直接音楽を呼び出す機能は分けて確認します。
付属品
リモコン、単4形乾電池2本、保証書は両機に付属します。S20AはHDMIケーブル、S40Tは光デジタルケーブルが付属品として案内されています。
利用する接続方法に必要なケーブルがそろうか、販売ページでも確認してください。
低音の感じ方、テレビ前に置いたときの存在感、アプリ操作は部屋や機器でも変わります。購入前に各商品の口コミを確認してください。
口コミ本文・星・件数は転載していません。
LG S20AとS40Tはどっちを選ぶ?
低音を重視するか、サブウーファーを置けるか、テレビをどうつなぐかで決められます。
- 映画や音楽の低音を重視しますか?
重視するなら、低音専用サブウーファーを備えるS40Tが向いています。そこまでの低音構成は必要なく、本体1本で音を補えればS20Aが候補です。 - テレビ周辺の床へ、幅17.1×奥行25.2cmのサブウーファーと電源を用意できますか?
置けるならS40Tを選べます。床へ別の機器を置きたくない、または置き場所がないならS20Aです。 - テレビのHDMI端子に「ARC」の表示がありますか?
表示があれば両機を接続できます。HDMIでは音を返せず、光デジタル接続が必要な場合はS40Tを選んでください。
音響構成ではS40Tが上です。2.1ch構成で低音を専用サブウーファーへ分けているため、映画や音楽の低音を重視するなら、追加費用を払う理由があります。
S20Aは、S40Tと同じ低音構成を小さくした機種ではありません。専用サブウーファーまでは必要なく、低音を補う仕組みまでテレビ前の本体へまとめたい人に価値があります。
したがって、低音を重視するならS40T、ワンボディで済ませたいならS20Aが基本です。最後にサブウーファーの置き場所とテレビの端子を確認すれば、自宅に合う1台を選べるでしょう。
記事に出てきた音響用語をやさしく見る
サブウーファー
ひとことでいうと
映画の大きな効果音や音楽のベース・ドラムなど、低い音を担当するスピーカーです。
何が変わる?
S40Tではテレビ前のバーと役割を分け、低音を床置きの専用スピーカーへ任せます。
あなたに関係する?
低音を重視するならS40Tの購入理由です。床へ別の機器を置かず本体1本で済ませたいなら、S20Aを選ぶ理由になります。
2.1ch
ひとことでいうと
左右の音に、低音専用の担当を加えた構成です。
何が変わる?
低い効果音やリズムを、左右のバーとは別のサブウーファーへ任せられます。
あなたに関係する?
床へ専用サブウーファーを置いて映画や音楽を楽しみたいならS40Tの判断材料です。
ARC
ひとことでいうと
テレビの音をHDMIケーブルでサウンドバーへ返す機能です。
何が変わる?
映像機器をテレビへつないだまま、音をサウンドバーから再生し、対応リモコンで操作できます。
あなたに関係する?
テレビのHDMI端子に「ARC」の表示があるか、両機を購入する前に確認します。
パッシブラジエーター
ひとことでいうと
筐体内部の空気の動きを利用して低音を補う部品です。
何が変わる?
別体サブウーファーを使わず、本体内で低い音を補助できます。
あなたに関係する?
床へ別の箱を置かず、ワンボディで使いたい人にはS20Aの構成を理解する手がかりになります。
LG S20A

LGエレクトロニクス S40T LG SoundBar サウンドバー+ウーファー 300W 2.1ch

