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JBL BAR 1300MK2とBAR 1000MK2は、どちらも本体から左右のリアスピーカーを外し、ソファの後ろへ置いて使えるサウンドバーです。低音用のサブウーファーもセットになった、2025年発売の上位2モデルです。
選ぶときに最初に確認したいのは、テレビ前に置ける幅と、映画の音をどこまで細かく前後・上方向へ分けたいかです。
幅140.4cmを置くのが難しいなら、幅120.3cmのBAR 1000MK2が選びやすいです。
両方置けるなら、BAR 1000MK2でも前・後ろ・上方向から音を表現する基本構成はそろっています。そのうえで、前方や上方向をさらに細かく分けた構成やIMAX Enhanced対応まで求めるなら、BAR 1300MK2を確認します。
- テレビ前の幅を120.3cmへ抑えたいならBAR 1000MK2
- 映画の音を前方・上方向までさらに細かく分けた構成を選びたいならBAR 1300MK2
- リアスピーカー、夜間の手元再生、HDMI入力3つはどちらにもある
購入前には「テレビ台」「ソファ後方」「床」の3か所を測ります。本体だけでなく、リアを運ぶ動線とサブウーファーのコンセントまで想像すると、買った後の使い方が見えやすくなります。
JBL BAR 1300MK2
JBL BAR 1000MK2
主な仕様の比較
メーカー公表仕様を、購入判断に関係する項目へ絞りました。専門用語の意味は後半でまとめて確認できます。
| 項目 | BAR 1300MK2 | BAR 1000MK2 |
|---|---|---|
| 日本一般発売 | 2025年10月30日 | 2025年10月2日 |
| 構成 | 11.1.4ch・29基 | 7.1.4ch・15基 |
| 最大出力 | 2470W | 960W |
| 上向き | 本体4基+リア各1基 | 本体2基+リア各1基 |
| 低音用 | 20cm×2 | 25cm×1 |
| リア装着時の幅 | 1404mm | 1203mm |
| リア1個の重さ | 1.3kg | 0.9kg |
| IMAX Enhanced | 対応 | 公式仕様に表記なし |
| HDMI | 入力3・出力1(eARC) | |
| リア再生時間 | 最大10時間 | |
最初に確認したいのは、リア装着時の全幅が約20cm違うことです。音の数字より先に、毎日置けるかを判断しましょう。
違い1:スピーカー構成と上方向の担当
前後と上方向から映画を再現する基本セットはBAR 1000MK2にもそろっています。宇宙船が頭上を移動する場面や、広い戦場で音が複数方向へ動く場面をより細かな担当に分けたいならBAR 1300MK2の構成を確認します。
15基と29基は、音を分ける担当数の差
BAR 1000MK2は、本体、着脱式の後方スピーカー2個、低音用スピーカーを合わせて15基です。BAR 1300MK2は29基まで増えます。
これは「29基ならどんな番組でも約2倍よく聞こえる」という意味ではありません。映画の中で、正面の会話、左右へ走る車、後ろで閉まるドア、上を飛ぶヘリコプターなどを、どれだけ細かく別の担当へ振り分ける構成かという違いです。
29基という数字そのものより、BAR 1300MK2では前方・横・上方向を担当するスピーカーがより細かく分かれていることがポイントです。
たとえば、画面中央の会話、左右へ動く車、頭上を通る飛行物体の音が重なる映画では、それぞれをより多くのスピーカーへ役割分担する設計です。一方、BAR 1000MK2にも前・後ろ・上方向を表現する基本構成はそろっています。
ニュースや会話中心のドラマを見ることが多い人や、上位構成まで必要か迷う人は、BAR 1000MK2から考えると選びやすいでしょう。映画を見る時間が長く、音をより細かく分ける設計そのものにも魅力を感じる人がBAR 1300MK2を確認します。
上向きは合計4基と6基
BAR 1000MK2は、本体に2基、左右の後方スピーカーに各1基の上向きスピーカーを備えます。BAR 1300MK2は本体側が4基になり、後方の各1基と合わせて6基です。
たとえば、雨が前方から後方へ広がる場面では、BAR 1300MK2のほうが本体側の上方向を細かく分ける構成です。
つまり、BAR 1000MK2にも前後の上方向を表現するスピーカーはあります。「上方向の音があるか、ないか」ではなく、どちらにもあり、BAR 1300MK2のほうが本体側を細かく分けている違いです。
音は天井へ反射して届くため、吹き抜け、強く傾斜した天井、音を吸いやすい素材の多い部屋では条件が変わります。
後方へ置く使い方は共通
どちらも映画を見るときは左右のリアを外し、ソファ後方へ置けます。音声信号は無線で届くため、再生中に各リアへ電源ケーブルをつなぐ必要はありません。
購入前に、ソファ後ろへ安全に置ける場所と、本体まで戻す通路を確認しておきましょう。使い終わったら本体へ戻して充電するためです。
家族で使う場合は、家族それぞれが無理なく運べるかも大切です。小さな子どもやペットがいる家庭では、通路の端や肘掛けへ仮置きせず、底面全体が載る台を用意してください。
スピーカー構成の詳しい仕様を見る
BAR 1300MK2は11.1.4ch、合計29基、最大2470Wです。本体にはレーストラック型8基、ツイーター7基、上向き4基を搭載し、左右のリアにも各4基、低音用スピーカーには20cmユニット2基を搭載します。
BAR 1000MK2は7.1.4ch、合計15基、最大960Wです。本体にレーストラック型6基、ツイーター2基、上向き2基、左右のリアに各2基、低音用スピーカーに25cmユニット1基を搭載します。
最大出力は測定条件を含む公表値で、音質の点数ではありません。
低音や音の広がりは部屋、音量、設置位置によって変わります。購入前に各商品の口コミを確認してください。
違い2:サブウーファーの構成と置き場所
低音用スピーカーは、BAR 1300MK2のほうが低く浅く、BAR 1000MK2のほうが少し細い代わりに高く奥行きがあります。テレビ台の横やソファ周辺で、幅・高さ・奥行きのどこが限られているかを測って選びましょう。
20cmを2基と25cmを1基
BAR 1300MK2は20cmの低音用ユニットを2基、向かい合うように配置した密閉型です。BAR 1000MK2は25cmを1基、床方向へ向けた構成です。
映画で大きな爆発が起きる場面だけでなく、列車が近づく低い響きや、音楽のドラムにも関係する部分です。ただし、ユニット径だけを見て「25cmのほうが上」とは判断できません。
個数、箱の方式、出力が違います。
上位機の箱は低くて浅い
BAR 1300MK2の低音用スピーカーは幅31.5×高さ27.7×奥行27.5cmです。BAR 1000MK2は幅32.5×高さ40×奥行32.5cmになります。
BAR 1300MK2は重さ12kgですが、高さと奥行きは小さくなっています。テレビ台の横へ置く場合、高さ約12.3cm、奥行き5cmの差は家具との干渉を変えます。
無線でもコンセントは必要
どちらの低音用スピーカーも、音声は本体から無線で受け取ります。しかし電源は必要です。
床の空いている場所だけでなく、コンセントへ電源コードを安全に届かせられるかも確認してください。ロボット掃除機の通り道や、扉を開いたときに当たる場所は避けましょう。
集合住宅では置く位置も判断材料
低い音は壁や床を通じて隣室へ伝わることがあります。最大出力を使わなくても、壁へ密着させたり、床の角へ押し込んだりすると、部屋の響き方が変わります。
夜に使うことが多い場合も、まずはどちらのサブウーファーを安全に置けるかを確認してください。低音の感じ方や響き方は部屋によって変わるため、最大出力の数字だけで選ぶ必要はありません。
家具の中へ完全に入れない
低音用スピーカーをテレビ台の扉の中へ完全に入れると、音の出口や排熱を妨げることがあります。メーカーの設置案内に従い、周囲へ必要な空間を残してください。
見た目をすっきりさせたい場合も、収納できるかではなく、安全に動作する空間があるかを先に確認します。
サブウーファーの詳しい仕様を見る
BAR 1300MK2は20cmユニット2基、最大1200W、315×277×275mm、12kgです。BAR 1000MK2は25cmユニット1基、最大300W、325×400×325mm、9.1kgです。
公表出力は同じシステム内でも担当範囲が異なります。集合住宅では最大値より、低音レベルの調整と床・壁からの距離を確認することが重要です。
違い3:本体とリアスピーカーのサイズ
リアを付けたまま普段使いするなら、BAR 1000MK2は約20cm短くなります。映画のたびにリアを外す家庭では、1個あたり400gの重さの差も確認しましょう。
普段の一本形状は120.3cmと140.4cm
リアを左右へ付けた状態では、BAR 1000MK2が幅120.3cm、BAR 1300MK2が140.4cmです。75型テレビと組み合わせても、テレビ脚の位置や台の幅によっては端がはみ出します。
リアを外した中央本体は、BAR 1000MK2が85.4cm、BAR 1300MK2が103cmです。映画中だけリアを後ろへ置くなら、中央本体の幅でも設置を考えられます。
毎回運ぶ重さが違う
BAR 1000MK2のリアは1個0.9kg、BAR 1300MK2は1個1.3kgです。左右2個では0.8kgの差になります。
週末だけ外すなら気になりにくい差でも、毎晩ソファ後ろへ運び、視聴後に本体へ戻すなら扱い方が変わります。片手で安全に持てるか、後ろの台が安定しているかを考えてください。
置きっぱなしには充電方法が必要
両機のリアは最大10時間再生です。使い終わったら本体へ戻す運用が基本になります。
壁掛けや後方へ常設する場合は、充電のために取り外す動線も必要です。無線だから完全に世話が不要なのではなく、映像を見るたびにケーブルを引かずに済む仕組みと考えると分かりやすいでしょう。
テレビ台の耐荷重も確認する
中央本体だけの重さは、BAR 1000MK2が5.5kg、BAR 1300MK2が5.93kgです。リアを装着した状態では、その左右の重さも加わります。
幅の広い機器を細い棚板へ置く場合、中央だけでなく左右まで安定して支えられることが必要です。テレビ台の耐荷重と天板のたわみ、端の丸みまで確認しましょう。
画面の下端と受光部を隠さない
BAR 1000MK2は高さ5.2cm、BAR 1300MK2は5.8cmです。大きな差ではありませんが、テレビの画面下端やリモコン受光部が低い場合は干渉することがあります。
テレビ脚で画面が持ち上がっているか、字幕の下部が隠れないか、リモコンが正面から反応するかを測ってください。必要ならテレビを上げる台も含めて、設置全体で考えます。
本体とリアの詳しい寸法を見る
BAR 1300MK2は全体1404×58×136mm、中央1030×58×136mm、リア1個202×58×136mm・1.3kgです。
BAR 1000MK2は全体1203×52×128mm、中央854×52×128mm、リア1個189×52×128mm・0.9kgです。両機とも壁掛け用部品を同梱します。
違い4:IMAX Enhanced対応
普段見る作品でIMAX Enhanced対応を使うと分かっている人はBAR 1300MK2を確認します。「この言葉に心当たりがない」という人は、この違いを購入理由から外して大丈夫です。
すべての映画で使う機能ではない
BAR 1300MK2はIMAX Enhanced認証に対応し、BAR 1000MK2の公式対応音声一覧には同方式の表記がありません。
ただし、これはすべての映画へ常に加わる効果ではなく、対応する作品や再生環境で関係する項目です。通常の映画、テレビ番組、音楽でも両機は使えます。
特定の対応作品を見る目的があるならBAR 1300MK2、そうでなければテレビ前の幅やリアの扱いやすさを先に比べると選びやすくなります。
対応音声形式の詳しい仕様を見る
両機はDolby Atmos、Dolby TrueHD、DTS:X、DTS-HD Master Audioなどに対応します。BAR 1300MK2は加えてIMAX Enhanced認証を公表しています。
テレビから音を戻す場合はテレビとアプリの出力条件、外部プレーヤーを本体へつなぐ場合はプレーヤー側の設定も確認してください。
共通する機能と接続
BAR 1300MK2とBAR 1000MK2は、映画を見るための便利機能の多くが共通しています。
両機ともHDMI入力を3つ備えます。レコーダー、ゲーム機、配信端末などをサウンドバーへ直接つなぎ、映像をテレビへ送れる構成です。
また、部屋の壁や家具の位置を測って音を調整する機能、台詞を周囲の音に合わせて補助する機能、ドアのきしみや遠くの声など小さな背景音を補う機能も共通します。
キッチンへ移動するときにリアを持ち出してテレビ音声を続けて聞く機能や、夜に本体と低音用スピーカーを止め、手元のリアだけで聞く機能も両機にあります。
HDMI入力、台詞や小さな背景音の補助、夜間の手元再生は今回の決め手から外して大丈夫です。どちらを選んでも使えます。
共通機能の詳しい仕様を見る
両機はMultiBeam 3.0、PureVoice 2.0、SmartDetails、部屋のキャリブレーション、JBL ONEアプリ、AirPlay、Google Cast、Spotify Connectなどに対応します。
映像はHDMI入力3、出力1(eARC)、HDR10+とDolby Visionのパススルーに対応します。高いフレームレートのゲーム映像対応は公式仕様に明記されていないため、ゲーム機を本体へつなぐ場合は映像条件を確認してください。
この記事に出てくる音響用語を見る
上向きスピーカー
ひとことでいうと
天井方向へ音を出す担当です。
何が変わる?
天井へ反射した音を使い、雨や飛行物体など高さの表現を加えます。
あなたに関係する?
吹き抜けや傾斜天井では反射条件が変わるため、部屋の形も確認してください。
eARC
ひとことでいうと
テレビから映画音声をHDMIで送り返す仕組みです。
何が変わる?
対応テレビなら情報量の多い音声をケーブル1本で送れます。
あなたに関係する?
両機共通なので、テレビ側の対応端子を確認します。
最後に:自宅ならどちらを選ぶか
BAR 1300MK2とBAR 1000MK2で迷ったら、スピーカーの数より、次の3つを順番に確認してください。
1.普段どの状態でテレビ前へ置く?
リアを本体へ付けたまま置くことが多いなら、BAR 1300MK2は全幅140.4cm、BAR 1000MK2は120.3cm必要です。140.4cmを安全に確保できない場合は、BAR 1000MK2が置きやすくなります。
リアを普段からソファ後方へ置くなら、テレビ前に残る中央本体はBAR 1300MK2が103cm、BAR 1000MK2が85.4cmです。この幅で置けるかを確認してください。
あわせて、床のサブウーファーも測ります。BAR 1300MK2は幅31.5×高さ27.7×奥行27.5cm、BAR 1000MK2は幅32.5×高さ40×奥行32.5cmです。
テレビ前の本体と床のサブウーファーを両方置ける機種だけを候補に残します。
2.映画のたびにリアスピーカーを運ぶ使い方を続けられそう?
BAR 1300MK2のリアは1個1.3kg、BAR 1000MK2は0.9kgです。毎日のようにソファ後ろへ運ぶなら、軽いBAR 1000MK2も扱いやすさの面で候補になります。
3.映画の音を、より細かく役割分担する上位構成まで選びたい?
BAR 1000MK2にも、前・後ろ・上方向から音を表現する基本構成はそろっています。
そのうえで、画面中央の会話、左右へ動く効果音、頭上の音などを、より多くのスピーカーへ細かく役割分担する構成まで選びたいなら、BAR 1300MK2を確認してください。IMAX Enhanced対応作品を楽しむ予定がある人もBAR 1300MK2が候補です。
BAR 1000MK2の基本構成で十分そう、そこまでの違いは必要か分からないという人は、BAR 1000MK2が選びやすいでしょう。
BAR 1300MK2が向く条件
- 全幅140.4cmを置ける
- 1.3kgのリアを無理なく運べる
- 映画の音をさらに細かく分ける構成を選びたい
- IMAX Enhanced対応を使う予定がある
BAR 1000MK2が向く条件
- 全幅120.3cmへ抑えたい
- 軽いリアを日常的に動かしたい
- 前後・上方向の基本構成があればよい
- 上位構成まで必要か迷っている
まとめると、テレビ前の幅と日常の扱いやすさを優先するならBAR 1000MK2、十分な設置スペースがあり、映画の音をさらに細かく分けた構成やIMAX Enhancedまで求めるならBAR 1300MK2が選びやすいモデルです。
本体とサブウーファーの両方が置けることが前提です。床の幅・高さ・奥行きとコンセント位置まで確認してから決めてください。
JBL BAR 1300MK2
JBL BAR 1000MK2
