【違いを比較】Denon DHT-S216とDHT-S316はどっち?低音・設置・接続で選ぶ

【違いを比較】Denon DHT-S216とDHT-S316はどっち?低音・設置・接続で選ぶ サウンドバー

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DenonのDHT-S216とDHT-S316は、型番が近くても本体の作りが大きく違います。DHT-S216はテレビ前のサウンドバー1台で完結し、DHT-S316はサウンドバーに床置きの低音用スピーカーが付く構成です。

結論からいうと、床へ低音用スピーカーを置けるならDHT-S316、テレビ前の1台だけで済ませたいならDHT-S216です。映画の爆発音や音楽のベースを専用スピーカーへ任せたいか、部屋をすっきり保ちたいかで選択が分かれます。

製品の位置づけでは、上位モデルに近いのはDHT-S316です。別体サブウーファーを含むシステムとしてDHT-S216より上の価格帯に置かれていました。

ただし、同時期に発売された単純な上位・下位の関係ではありません。DHT-S316は2018年発売の低音重視モデル、DHT-S216は2019年発売の後発一体型で、仮想的な高さ表現や外部機器用HDMI入力などDHT-S216だけの機能もあります。

DHT-S216には、外部機器を本体へ直接つなぐHDMI入力と、音を処理して上方向の広がりを補う機能もあります。一方のDHT-S316は低音用スピーカーが最初から付属するため、あとから機器を選んで足す手間がありません。

この記事では、音響機器に慣れていない人でも、自宅のテレビ台・床・コンセントを見ながら選べるように説明します。両機とも生産完了品なので、最後に中古品や在庫品で確認したい付属品もまとめました。

DHT-S216とDHT-S316の主な仕様

最初に見るべき差は「低音用スピーカーが本体内蔵か、床置きで別になるか」です。出力の数字だけでなく、実際に置く機器の数と必要な場所を比べてください。

比較項目 DHT-S216 DHT-S316
本体構成 サウンドバー1台 サウンドバー+ワイヤレスサブウーファー
低音用スピーカー 本体に2基内蔵 床置きの専用機が付属
バーの大きさ 幅89×高さ6.6×奥行12cm 幅90×高さ5.4×奥行8.3cm
床置き機器 なし 幅17.1×高さ34.2×奥行31.8cm
外部機器用HDMI入力 1つ なし
テレビとの接続 HDMI ARC/光 HDMI ARC/光
立体音響 仮想的な高さ表現に対応 左右の広がりを作るサラウンド
台詞補助 3段階 3段階
スマホ音楽 Bluetooth Bluetooth

両機ともテレビの音を聞きやすくする基本機能はそろっています。ただし、DHT-S316の「ワイヤレス」はテレビ前のバーと低音用スピーカーの間に音声ケーブルが不要という意味で、低音用スピーカーの電源コードまではなくなりません。

違い1:低音用スピーカーの構成

違い1:低音用スピーカーの構成のイメージ画像
かんたんに言うと

DHT-S316は、映画の爆発音や音楽のベースを床置きの専用スピーカーへ任せる構成です。DHT-S216は低音用スピーカーを本体へ収めるため、床の空き場所を使わず1台で設置できます。

DHT-S316は低い音を別の箱から出す

DHT-S316には、テレビ台の横などへ置く低音専用の機器が付属します。映画で大きな扉が閉まる音、雷が落ちる音、音楽でドラムが「ドン」と鳴る部分を、テレビ前の細い本体とは別に担当させる作りです。

細いサウンドバーだけでは、大きな振動を伴う低い音を出すための空間を取りにくくなります。DHT-S316は高さ34.2cm、奥行31.8cmの箱を別に置くことで、低音を専用機へ任せたい人に分かりやすい構成になっています。

サウンドバーと低音用スピーカーの音声は無線でつながります。テレビ台から床まで信号ケーブルを伸ばさずに済みますが、低音用スピーカーの近くにはコンセントが必要です。

DHT-S216はテレビ前の1台に低音用スピーカーを内蔵

DHT-S216は、本体の下側に低音用スピーカーを2基収めています。床へ別の箱を置かなくても、ニュースの声から映画の低音までサウンドバー1台で再生できます。

小さな子どもやペットが通る場所、掃除機をかける動線、ロボット掃除機の通り道に箱を増やしたくない家庭では、この違いが大切です。引っ越しや模様替えが多い場合も、移動させる機器が1台で済みます。

DHT-S216には市販のアンプ内蔵サブウーファーを有線で足す端子があります。最初は本体1台で使い、低音が必要になった時点で追加する選び方もできます。

低音構成の詳しい仕様を見る

DHT-S216は本体に75mmの低音用ユニットを2基内蔵し、サブウーファープリアウトを1系統備えます。追加できるのはアンプを内蔵した市販サブウーファーで、付属品ではありません。

DHT-S316はバー内部の中高音用ユニットと、別体のワイヤレスサブウーファーを組み合わせます。別体機はバーとの音声接続を自動で行う設計ですが、AC電源が必要です。

違い2:立体音響の再現方式

かんたんに言うと

映画で雨が上から降る場面や、飛行機が頭上を移動する場面まで広がりを補いたいならDHT-S216です。テレビ正面を中心に、台詞と左右の広がりが分かればよいならDHT-S316でも目的を満たします。

DHT-S216は音の処理で高さ方向を補う

DHT-S216は、本体から出す音を処理して、左右だけでなく上方向にも広がったように感じやすくする機能を備えます。たとえば映画でヘリコプターが画面の奥から頭上へ近づく場面では、テレビ画面の高さだけに音が固まらないように補います。

ただし、天井へ向けた専用スピーカーが入っているわけではありません。実際に上から音を出す構成ではなく、テレビ前の1台で高さの印象を作る方式です。

映画館のように天井や後方へスピーカーを置くシステムと同じではありません。機器を増やさず、テレビ内蔵スピーカーより広い範囲へ音を見せたい人向けの機能です。

DHT-S316は低音と前方の聞きやすさを優先

DHT-S316にも、サウンドバー1台の音を左右へ広げるサラウンドモードがあります。一方で、DHT-S216にある高さ方向の仮想処理は公式仕様にありません。

DHT-S316を選ぶ中心理由は、床置きの低音用スピーカーです。映画で大きな音が鳴る場面の土台を専用機へ任せたいなら、高さの仮想表現がないことより、低音構成の違いを優先して考えられます。

ニュースやバラエティが中心なら、高さ方向の演出を使う場面は多くありません。台詞を中央から聞き取り、番組の音楽や拍手が左右へ広がればよい家庭では、この差を購入理由にしなくてもよいでしょう。

立体音響の詳しい仕様を見る

DHT-S216はDTS Virtual:Xに対応します。天井方向へ音を放射する上向きスピーカーや、後方へ置くリアスピーカーを使わず、デジタル信号処理で高さ方向を含む仮想的な音場を作る方式です。

DHT-S316の取扱説明書にはDTS Virtual:Xの記載がなく、Movieモードなどで前方のバーからサラウンド感を作ります。両機ともDolby Digital、DTS Digital Surround、リニアPCM、AACの入力に対応します。

違い3:HDMI入力と外部機器の接続

かんたんに言うと

レコーダーやゲーム機をサウンドバーへ1台直接つなぎたいならDHT-S216です。外部機器をすべてテレビへつなぎ、テレビの音だけをサウンドバーへ戻すならDHT-S316でも配線できます。

DHT-S216は映像機器を1台通せる

DHT-S216の背面には、テレビとの接続に使うHDMI端子とは別に、外部機器用のHDMI入力が1つあります。テレビのHDMI端子がすでに埋まっている場合、レコーダーなど1台をDHT-S216へつなぎ、映像をテレビへ送れます。

配線の順番は「レコーダー → DHT-S216 → テレビ」です。テレビ側の空き端子が足りない家庭では、DHT-S216の追加HDMI入力が役立ちます。

一方、最新ゲーム機の高いフレームレートや新しい映像機能を使う場合は、ゲーム機を対応テレビ端子へ直接つなぐ方が確認しやすくなります。DHT-S216のHDMI入力は、古いレコーダーや一般的な映像再生機器の接続先として考えると分かりやすいでしょう。

DHT-S316は外部機器をテレビへ集める

DHT-S316には、レコーダーやゲーム機を直接受けるHDMI入力がありません。外部機器はテレビのHDMI端子へつなぎ、テレビからDHT-S316へ音を戻します。

たとえば「ゲーム機 → テレビ」「テレビ → DHT-S316」という二つの接続です。この形ならゲーム映像はDHT-S316を通らないため、サウンドバー側の映像通過性能を気にする必要がありません。

テレビに空きHDMI端子があり、外部機器をテレビへまとめられるなら不便になりにくい差です。テレビの端子が少ない場合は、購入前にゲーム機・レコーダー・配信端末の台数を数えてください。

入出力端子の詳しい仕様を見る

DHT-S216はHDMI入力1、HDMI出力1、光デジタル入力1、3.5mmアナログ入力1、サブウーファープリアウト1を備えます。テレビ側がARC対応ならHDMIケーブル1本でテレビ音声を受け取れます。

DHT-S316はHDMI出力(ARC)1、光デジタル入力1、3.5mmアナログ入力1です。外部機器用HDMI入力とサブウーファープリアウトはありません。

違い4:本体サイズ・置き場所・電源

違い4:本体サイズ・置き場所・電源のイメージ画像
かんたんに言うと

テレビ前の奥行きが狭いなら、薄くて浅いDHT-S316のバーが置きやすくなります。ただし床へ低音用スピーカーと電源を追加できない場合は、DHT-S216の1台構成が現実的です。

テレビ前はDHT-S316のバーが小さい

DHT-S216は幅89cm・高さ6.6cm・奥行12cm、DHT-S316のバーは幅90cm・高さ5.4cm・奥行8.3cmです。横幅はほぼ同じですが、DHT-S316のバーは高さと奥行きを抑えています。

テレビ画面の下端が低い場合、高さ6.6cmのDHT-S216では画面やリモコン受光部へかかり、5.4cmのDHT-S316なら収まることがあります。バーの横幅だけでなく、画面下の高さとテレビ台の奥行きも測ることが大切です。

ケーブルは本体の後ろから出るため、奥行きは製品寸法ぴったりでは足りません。HDMIプラグを無理に曲げず、掃除や抜き差しができる余裕も含めて確認します。

床の17.1×31.8cmとコンセントを確認する

DHT-S316の低音用スピーカーは、幅17.1cm・高さ34.2cm・奥行31.8cmです。テレビ台の横へ置くなら、カーテン、収納扉、人が通る場所とぶつからないかも見ます。

低い音は部屋の角や壁際で量が変わりやすいため、DHT-S316はテレビ台の左右で置き場所を選べる余裕が必要です。壁へ強く押し込まず、電源コードを安全に出せる位置が1か所でもあるか確認します。

DHT-S216は床置き機器がなく、電源も本体分だけです。賃貸住宅や寝室など、コンセントと床面の余裕が少ない場所では、音響機能より先にこの設置条件で決められます。

寸法と電源の詳しい仕様を見る

DHT-S216は890×66×120mm、3.5kg、消費電力40Wです。DHT-S316はバーが900×54×83mm・1.8kg、サブウーファーが171×342×318mm・5.2kgで、バーとサブウーファーのそれぞれに電源が必要です。

壁掛けを検討する場合は、壁の材質と強度に合うねじを施工側で用意します。テレビ台へ置く場合も、本体の脚や通気部分をふさがないようにします。

共通点:台詞補助・夜間モード・スマホ音楽

DHT-S216とDHT-S316は、映画だけでなく普段のテレビを聞きやすくする機能を共通して備えます。台詞を3段階で補助し、夜は大きな音と小さな音の差を抑えられる点は同じです。

台詞補助は、ニュースの声やドラマの会話が背景音へ埋もれるときに使います。音量全体を上げるのではなく、人の声の帯域を目立たせるため、会話に合わせてテレビ音量を何度も変える負担を減らせます。

夜間モードは、静かな会話の直後に大きな効果音が入る映画で使いやすい機能です。家族が寝たあとや集合住宅で、突然の大音量を避けながら内容を追いたいときに役立ちます。

スマートフォンとはBluetoothで接続でき、サウンドバーを音楽用スピーカーとしても使えます。どちらも対応コーデックはSBCで、スマホの音楽を気軽に流す用途が中心です。

操作方法も大きくは変わりません。付属リモコンで入力と音量を変え、台詞補助や夜間モードを必要な場面だけ選ぶため、テレビを見るたびに細かな音響設定をやり直す製品ではありません。

台詞補助と夜間モードは両機にあるため、この2機能だけでは選択は分かれません。ニュースや夜の映画を聞きやすくする基本機能が目的なら、低音用スピーカーの置き場所とHDMI入力の違いを優先して選べます。

音の好みと販売条件は販売ページでも確認する

低音、台詞、音の広がりは部屋と設置で変わるため、購入前に各商品の口コミを確認してください。生産完了品なので、保証、付属品、販売元も確認しましょう。

DHT-S216とDHT-S316はどちらを選ぶ?

両機を平等に並べる必要はなく、自宅の置き場所で結論を出せます。床へ専用の低音用スピーカーを置けるかどうかを最初の質問にしてください。

DHT-S316は、テレビ台の横へ幅17.1cm・奥行31.8cmの場所とコンセントを用意でき、映画や音楽の低い音を専用機へ任せたい人向けです。バー自体は薄く、テレビ前の高さを抑えやすい利点もあります。

DHT-S216は、床に箱を増やさずテレビ前の1台だけで完結させたい人向けです。高さ方向の仮想表現、外部機器用HDMI入力、あとから低音用スピーカーを有線追加できる点も選ぶ理由になります。

4つの条件で最終確認

DHT-S216が向く条件

  • 床へ別の箱を置かず、サウンドバー1台で済ませたい
  • 映画で上方向を含む仮想的な広がりも使いたい
  • レコーダーなど1台をサウンドバーへ直接つなぎたい
  • 必要になったら市販の低音用スピーカーを追加したい

DHT-S316が向く条件

  • 床置きの低音用スピーカーを置ける
  • 映画や音楽の低い音を最初から専用機へ任せたい
  • テレビ前は高さ5.4cm・奥行8.3cmの薄いバーが必要
  • 外部機器をテレビへまとめて接続できる

購入前に確認したい付属品と用語

両機とも生産完了品のため、在庫品や中古品では本体の状態だけでなく、リモコン、電源コード、HDMIケーブル、壁掛け用スペーサーなどの有無を確認します。DHT-S316はバーと低音用スピーカーの両方がそろっていることが特に重要です。

DHT-S316の低音用スピーカーが欠けた商品は、本来の比較条件を満たしません。DHT-S216もリモコンがないと一部の音質設定を変えにくいため、「本体のみ」という表記は内容をよく確かめてください。

テレビ側には「ARC」と書かれたHDMI端子があるかを確認します。ARCが使えないテレビでも光ケーブルで音を送れますが、テレビのリモコンとの電源・音量連動は接続方法と機器の組み合わせで変わります。

テレビにARC端子も光音声出力もない場合は、3.5mmの音声出力を使えるかテレビの説明書で確認します。利用できる音声出力がなければ、どちらを買ってもテレビ音声を接続できません。

中古品では、リモコンや専用電源コードをあとから同じ型番用として入手できるとは限りません。欠品がある場合は「なくても使える部品か」を取扱説明書の付属品一覧で確認してから選びます。

この記事に出てくる音響用語を見る

購入前は、テレビ前の横幅・高さ・奥行きに加え、DHT-S316なら床面とコンセントまで測ってください。置き場所が決まれば、低音を専用機へ任せるDHT-S316か、1台で完結するDHT-S216かを迷わず選びやすくなります。

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